「あとから気づいて、ため息をつく」──新築でよくある後悔のひとつが、カーテン選びです。家具や家電のように目立つ存在ではないけれど、暮らしの快適さや空間の印象を左右するカーテン。

それなのに、「入居前に急いで買って、なんとなく選んだ」という声は意外と多く、結果として「イメージと違う」「使い勝手が悪い」と感じるケースも少なくありません。

本記事では、新居での暮らしにフィットするカーテンを選ぶために、事前に知っておきたい基本の考え方や種類ごとの特徴、後悔しないためのチェックポイントを具体的にご紹介。

「なんとなくの感覚」ではなく、「暮らしの視点」から選ぶことで、見た目にも使い勝手にも満足できる一枚に出会えるはずです。

この記事を読めばわかること

  • カーテン選びでありがちな“落とし穴”
  • 注文住宅ならではの注意点と対策
  • 種類別のカーテンの特徴と向いている場所
  • 機能性や使いやすさを見極める視点
  • 費用相場や予算の考え方

カーテンは「入居前に決める」と失敗しやすい?

引っ越し前に準備しておくべきもの、と思われがちなカーテン。でも、実は「入居してから選べばよかった…」という後悔の声が多く聞かれるアイテムでもあります。

なぜかというと、以下のような“現地での確認不足”が起こりやすいためです。

  • 家具の配置や照明との相性を考慮できない
  • 実際の採光や外からの視線の入り方がわからない
  • 引っ越し前の寸法確認だけでは、微妙なズレが出る

特にオーダーカーテンの場合は金額も大きいため、やり直しが効かないケースも。できれば、「引っ越して暮らし始めてから、必要に応じて選ぶ」ほうが、後悔のリスクは少なくなります。

a stuffed animal sitting on the floor next to a window

自由設計だからこそ、注文住宅ではカーテン計画も慎重に

注文住宅のメリットのひとつに「間取りや窓の設計が自由」という点がありますが、それは裏を返せば「既製品が合わない」リスクでもあります。

  • 窓のサイズが不規則で、既成サイズが使えない
  • 縦長や高窓など、スタンダードなカーテンでは対応できない形状
  • 壁の奥行きが足りず、レールが設置できない

こうした問題は、建築時に想定しておけば防げることも。カーテンやスクリーンをどう設置するかを、家づくりの初期段階からインテリア計画に組み込んでおくと、あとから慌てずに済みます。

カーテン選びで意識したい5つの視点

感覚だけで選ぶと失敗しやすいカーテン。選ぶ際には、以下のような視点でチェックすると安心です。

  1. 暮らしの動線と役割に合わせる
    • 採光や通風、目隠しなど、窓ごとの役割に合わせて素材や仕様を考える。
    • 家具や家電との干渉も要チェック。
  2. 開閉のしやすさを考える
    • 頻繁に開け閉めする窓なら、手軽に操作できるロールスクリーンやシェードが便利。
    • 子ども部屋や高所の窓では、安全性や操作性もポイント。
  3. メンテナンス性を確認する
    • 洗濯機で洗える素材かどうか。
    • 花粉やホコリが付きにくい素材を選ぶと、掃除の負担も軽減。
  4. インテリアとの調和を見る
    • 壁紙や床材、家具の色味とのバランス。
    • 柄や質感が空間の印象を左右するため、サンプル確認は必須。
  5. 予算とコストパフォーマンス
    • 安価な既製品でも十分なこともある。
    • 優先度を整理し、必要な部分だけオーダーにする選択も有効。

タイプ別・カーテン&窓装飾の特徴まとめ

種類によって印象も機能も異なるカーテンやスクリーン。代表的なタイプを見ていきましょう。

ドレープカーテン

最も一般的で、厚手の布を使用。断熱性や遮光性に優れ、装飾性も高い。

  • メリット:デザインが豊富で選びやすい
  • 向いている場所:リビング・寝室・子ども部屋

レースカーテン

透け感のある薄手のカーテン。ドレープと組み合わせて使用するのが一般的。

  • メリット:日中の目隠しに効果的
  • 向いている場所:リビング・ダイニング・南向きの部屋

ロールスクリーン

布を巻き上げるタイプで、シンプルかつすっきりした見た目。

  • メリット:場所を取らず、ミニマルな空間に合う
  • 向いている場所:キッチン・書斎・トイレ

ブラインド(横型・縦型)

羽の角度で光や視線を調整。モダンで機能的な印象。

  • メリット:細かな光の調整が可能
  • 向いている場所:洗面所・オフィス風の空間・水まわり

プリーツスクリーン/シェード

和紙風の素材やファブリックで構成された、上下に開閉するタイプ。

  • メリット:柔らかな光の演出に最適
  • 向いている場所:和室・ナチュラルテイストの部屋

気になる費用相場は?

カーテンの費用は、選ぶタイプと設置場所、オーダーの有無で大きく変わります。

  • リビングの掃き出し窓:3万~10万円
  • 小窓や腰高窓:1万~4万円
  • 全室トータルでの目安:20万~50万円

費用を抑えたい場合は、既製品とオーダーを組み合わせる方法も有効。また、「優先順位をつけて、費用をかける場所を決める」ことで、全体のコストバランスが整いやすくなります。

まとめ:カーテン選びは「暮らしの快適さ」への投資

カーテンはインテリアの一部であると同時に、毎日の暮らしやすさを支える存在でもあります。

引っ越しのタイミングや間取りの自由度に振り回されず、生活スタイルや目的に合った選択ができれば、暮らしの質が一段上がるはず。

“見た目”と“実用性”の両方に目を向けて、納得のいく1枚を選ぶ。それが、カーテン選びで後悔しないための、いちばんの近道です。

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